・共著『思春期サバイバル』好評発売中です(←この左横にある本です)。
季刊セクシュアリティにエッセイを書きました 
Synodosに記事を書きました 
・9月27日、大阪市淀川区で講演します
・10月に大阪で開かれるセクマイ支援全国大会で分科会やります。 
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記憶と情熱の新鮮なうちに記録をばシリーズ。 

スタディツアー1日目の様子はこちら:    「LGBTとガン」 
スタディツアー2日目の様子,呂海舛蕁Аコミュニティセンター
スタディツアー2日目の様子△呂海舛蕁АNY大のセンター
スタディツアー3日目の様子,呂海舛蕁Аgoogleの社内グループ」 
スタディツアー3日目の様子△呂海舛蕁АLGBTの高齢者デイケア
スタディツアー4日目の様子,呂海舛蕁Аトランスの法的サポート
スタディツアー4日目の様子△呂海舛蕁АLGBTと依存症」 
スタディツアー5日目の様子はこちら    :「LGBTと家族
スタディツアー6日目の様子,呂海舛 :「同性婚とその戦略」 


6日目の午後はもう1団体訪問したのですが、掲載許可待ちのために先に7日目(最終日)の報告をば。

7日目の朝は、Mount Sinai Beth IsraelというLGBTの患者のよりよいケアについて取り組んでいる病院を訪問しました。入院施設の充実した大病院ですな。

 

同病院のLGBT対応についての動画はこちら。
オープンにしている当事者の医療関係者がいるのは心強いですね!

お話をしてくれたのはバーバラさん。

私自身はthe Centerで20年以上、LGBTの健康問題について取り組んできた経歴を持ちます。この病院では、LGBTのダイバーシティに取り組み始めて3年。日々進歩し続けているところで、やらなくちゃいけないことは、まだたくさんあるわ。

Human Rights Watchが毎年、医療機関のLGBT対応度について調査していているけど(Health Equality Index)、その中で、この病院はリーダーの称号をもらいました。1回きりじゃなくて、毎年評価され続けるためには、取り組みを進めていかないとね

同病院は、

・「患者の権利規定」「職員の差別禁止規定」にLGBTについて記載
・同系列の病院をすべて含めたスタッフ35000人に向けてLGBT対応の研修を計画
(現在では半数まで実施済み)
WebにLGBTが安心して受診できるような動画や情報を載せている
LGBTの高齢者デイケア(SAGE)
健康なんでも相談を毎月実施している

などに取り組んでいます。問診表やカルテの中での工夫については、ちょうど今学会などでも議論されているところで、今のところタッチしてないとのことでした。

「地元のフレンドリーな病院も紹介します。カレン・ロードというLGBTフレンドリーで有名な病院ともコラボしています。ここは外来専門(入院施設はない)なので、患者さんの容体に応じて、お互いを紹介し会う形です。LGBTの人たちは、多少遠くても安心感のある病院がいいと言いますね。」


「アメリカでは入院するときには、自分がもともと使っていた薬の使用を中断させられることがよくあります。これで困るのがトランスの人たち。ホルモン療法が継続できないリスクがあるんです。病気だけを診るんじゃなくて、人間をまるごと観ることが大切です。」

病院のHPに掲載されていた、LGBT×医療関係のリソース集も、結構興味深い。
「トランスの人が医療従事者に話したほうがいい10のこと」みたいなリストが載っています。

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こちらの病院は、教育機関(向うの医学部)が併設されていることも特徴。
LGBTのケアについて考える医学生サークルのメンバーにも話を聞いてみました。

医療ギョーカイは保守的なんだ。病院に就職するとき、面接ではLGBTのことを話すなっていわれたこともある。だからLGBTについて前向きに考えている先輩や、研究をしている先生たちのデータベースを作りたいなって思っているよ。あと、カリキュラムについても、もっともっと改善していきたいね

変わってきてうれしいなってすごく思うの!入学して1〜2年目でも、問診の取り方の授業では”どうやったら丁寧にセクシュアリティに関することを患者さんに尋ねられるか”というトピックをとりあげてくれた!

学校ではLGBTやアライに対する奨学金制度(4年間継続)の導入をはじめたそう。研究や活動に関心のある方は、よかったら活用してみてはいかがでしょうか。