・共著『思春期サバイバル』好評発売中です(←この左横にある本です)。
季刊セクシュアリティにエッセイを書きました 
Synodosに記事を書きました 
・9月27日、大阪市淀川区で講演します
・10月に大阪で開かれるセクマイ支援全国大会で分科会やります。 
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記憶と情熱の新鮮なうちに記録をばシリーズ。 

スタディツアー1日目の様子はこちら:    「LGBTとガン」 
スタディツアー2日目の様子,呂海舛蕁Аコミュニティセンター
スタディツアー2日目の様子△呂海舛蕁АNY大のセンター
スタディツアー3日目の様子,呂海舛蕁Аgoogleの社内グループ」 
スタディツアー3日目の様子△呂海舛蕁АLGBTの高齢者デイケア
スタディツアー4日目の様子,呂海舛蕁Аトランスの法的サポート
スタディツアー4日目の様子△呂海舛蕁АLGBTと依存症」 
スタディツアー5日目の様子はこちら    :「LGBTと家族
スタディツアー6日目の様子,呂海舛 :「同性婚とその戦略」 
スタディツアー7日目の様子,呂海舛 :「LGBTと病院
(※掲載確認中の団体がさらに1件あります。)

さて、いよいよツアー最終日の夜。

訪問したのは、アジア・太平洋諸島(API)系のLGBTのための団体GAPIMNYでした。

GAPIMNY:Gay Asian Pacific Islander Men of New York
ゲイ男性向けの活動がメインで、主に女子系にFocusした姉妹団体としてQ-WAVEがあるそうです。
※共同代表はトランスで、トランスの運動にも積極的にコミットしています。

お話をしてくれたのは、デニスさんと団体のメンバー。

「ゲイの雑誌をめくればわかる。イケてる男として出てくるのはたいてい白人ばかり。そういうことなんだ。LGBTでありながらアジア系でいることのロールモデルがない。さらに、アジア系の人たちは受け身だとか従順だとか、困ったステレオタイプを持たれているんだ。」

LGBTの問題を語るときに、そこで想定されるLGBT当事者や家族は特定の集団(白人、健常者etc.)に偏りがちで、アジア系の人たちの体験や、家族のあり方は特に注目されにくいそうです。

アジアといっても幅広いけれど、共通しているのは家族のあり方が白人社会とは異なるということだった。一人ひとりの権利を認めよう、というアプローチよりも、それぞれのカタチは異なっていても家族なんだというメッセージのほうが、アジア系のコミュニティでは受け入れられやすいんだ。」



実際、Asian Pride Projectという名前で、家族との関係にフォーカスしたビデオメッセージや、LGBTの子どもを持つ親が登場するテレビCMなどを作ってきたそうです。CMのテーマは、

「Family is still familly ――and Love is still love, 
(子どもがLGBTであるとわかっても、家族だってことは変わらないし、子どもへの愛も変わらない)

you tubeには無かったけれど、こちらのリンクから見られます。
それぞれの言語で話してくれて、ぐっとくるよ。

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 GAPIMNYは活動を開始してから今年で25年目。
 
・交流やピアサポート(ピクニックなど)
・政治的なアクション

の2つを活動のテーマとしています。

 「大きな事件があったのが1991年。ミュージカルの『ミス・サイゴン』がNYで初公演されたときのことだった。ベトナム戦争の悲劇を描いた作品だったのに、主人公のヒロインのキャストに白人を起用したんだよ。アジア・コミュニティは騒然となった。でも、the Centerでは、LGBTで楽しく『ミス・サイゴン』を観に行くイベントが企画されたんだ。そこで抗議したのが、政治的アクションの始まりだった」。

 images (1)










…目に浮かぶようだわ。「みんなが楽しめるイベント」じゃないものをLGBTコミュニティとして応援してしまう「う”ああああああ」という焦燥感(苦笑)

2010年には、有色人種おことわりのバーやクラブのオーナーに申し入れをしたよ。アジア人がそこにいくと『お前の服はカジュアルすぎてダメ』って断られるのに、白人が同じ服装だとOKなんだ。アメリカでは差別禁止法で、宗教や性的指向、民族を理由とした入店拒否は禁じられているので、アクションをおこした結果、オーナーは飲食店経営の免許を取り上げられることになった。

旧正月に、中華街の中でLGBTのパレードをやったり、アジア系コミュニティの中にも働きかけをしているとのこと。文化やバックグランド、コミュニティによって異なる課題がある中で、戦略もそれぞれ違うよな〜と思いました。